リサイクルショップで一目惚れした金庫

リサイクルショップで一目惚れした金庫、私は気付いたらその場で購入していました。服とかと違って、金庫の衝動買いなんてそうそうあるものじゃないですよね。今思い返してみると、自分でもとても不思議に思います。それでも後悔しないくらいその金庫は魅力的だったのです。

では何が魅力的だったのか。私はその外見に何より惹かれました。鍵の種類がどうとか、耐火性能がどうとか防犯性が高いかどうかなんて、正直気にしていませんでした。そのアンティーク調の美しいフォルムが、私にとっては何より素敵で大切だったのです。金庫といえば堅牢性、防犯性、そして災害や火事から守れるかという部分が大切になると思いますが、私は見た目で決めてしまったわけですね。

ですが、それで問題ないんです。というのも、ちゃんとした金庫はすでに家にあるからです。私がそのアンティーク調の金庫を、性能二の次で購入してもいいと思ったのは、私専用の金庫として使うからですね。家族と共有する重要なものではなく、あくまで私自身にとって大切なもの、例えば日記だったり趣味のものだったりをしまうのです。これらは「なくなっては困るもの」というよりも、「他人に見られたくないもの」という扱いですから、鍵さえかかれば正直なんだっていいんです。それでいて見た目が良ければ最高というくらいなので、見た目が気に入って一目惚れしたその金庫は、私が求めているものにピッタリだったということです。

金庫は、その用途によって必要な性能が異なってくるものです。自分自身のものをしまうだけであれば、今回の私のように見た目一辺倒で決めてしまってもいいと思っていますよ。